『さみしくなったら名前を呼んで』山内マリコ

あまり本を読む時間が作れていなかったんだけど、やっぱり本はいいねぇ。

ってことで、最近(と言ってもちょっと前)読んだもの。

山内マリコさま。

読んでるうちに、切なくて、懐かしくて、10代とか20歳くらいの頃に戻りたくなってしまった。なんだろうね、あの年代って本当に尊いなぁ、って。

たぶん、今読んだからこそズンと響いた気がする。

短編集で、わりとどれも良かったけど、特に心に残ったものを。

Mr.and Mrs.Aoki,R.I.P

これは、人生についてちょっと考えてしまった。

最近の私は、「なにか成し遂げよう」とか「何者かになりたい」みたいな野望(?)がほぼなくなり、まぁ世の中的なこともあり、食って寝てうさぎと戯れたりして癒されながら日々をわりと淡々と生きているのだけど、「おっ」と。なんだか久しぶりに心が動いた。

誰にもわからない、その人だけが抱えたなにか。生きて死ぬということ。

人は、誰でもなにか悲しみを抱えて生きてると思う。そしていつか死ぬ、同じところへ行く。それが救いになったりもする。

孤高のギャル小松さん

すっごい青春。そしてキラキラの東京。
私もこれに似た…いや、まったく同じ感情で上京したことを思い出した。

屋上へ続く、薄暗い踊り場。
キラキラの青春じゃない、足元が少しずつ埋もれていくような地元特有のけだるさ。
東京行きの列車。

人生はこれからだ。

あたしの人生はきっとこれから楽しくなる。

田舎で生まれて育った私にとって、東京って、いつまでも特別で、キラキラ。

なんかあるんじゃないかって、そう思える場所。

遊びの時間はすぐ終わる

地元と東京の距離。
時間の流れ方の違い。

そんで、帰ってくればと言われて「もうちょっとね」とか答えた自分の言葉を反芻した。

とにかくもうちょっと、時間が必要なのだ。
自分にはなにが出来て、なにが向いていて、なにをするために生まれてきたのかを、ひと通り試してみる時間が。

身の丈を知り、何度も何度も不安な夜をくぐり抜け、もうなにもしたくないと、心の底から思えるようになるまで。

よくわからないけど、涙出た。

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