2019-04-19

大切な人を亡くしたすべての人に読んでほしい本

大切な人との別れは必ずやってきます。誰にでも。
大切な人を亡くしたときの悲しみ、寂しさ、喪失感。とても言葉じゃ言い表せない。自分が生きているうちは、もう会えないこと。(死んだら会えるかもわからないけど)

 

ここで自分の命も終わってしまえばいいのに。
今すぐ地球に隕石がぶつかって、何もかも吹っ飛べばいい。

 

これから先、どう生きていけばいいのか。大好きな人が存在しないこれからの未来に、『あのとき』以上の幸せなんかないなと思う。すべてがかけがえのない瞬間だったんだ。

 

会えなくても、せめてどこかで笑っていてほしい。ここではない場所でいい。先に“むこう”へ行ってしまった人たちと暮らして待っていてほしい。見守ってくれなくていい。死んでも、それでも幸せでいてほしいと思う。死んだ先にも幸せがあってほしいと思う。

 

「死は終わりじゃない」そう思いたくて手に取ったのが、幽霊が見えるという女性の本。

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『ダンナさまは幽霊』流光七奈

女性の旦那さんの死~その後の3年間を描く第一作。
“成仏してから”を描く第二作。

 

最初にこの本を読んだとき、悲しみで頭がおかしくなった人が幻覚を見ているんだと思った。(すごく失礼な話、今でも心のどこかでそう思ってるところはある)

 

でも、私は霊感がない。幽霊も見えない。
もし、もしこの本に書いてあることが本当だとしたら、悲しくない。

 

 

少し前に読んだ『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』では、「“死”と“寂しさ”がまぜこぜ状態」だと書かれていた。私は、どれだけこの言葉に救われたことか。

 

きっと、一生寂しい。死ぬまで寂しい。あの暖かな時間はもう戻ってこない。戻れるなら戻りたい。未来は全部いらないから。

 

死は悲しい。「なぜ死があるんだ? 」子供の頃から思ってた。でも、自分にもいつか“死”が訪れることを、今では救いだと思ってる。

 

それでも時間は止まらなくて、私はまだ生きていて。待てど暮らせど、隕石はぶつからない。それなら、私のやることはひとつじゃないか。

 

本当は、今すぐにでも会いたい。自分も死んでしまえたらと願うけど、そういうわけにもいかないから、私のやるべきことは、「幸せに生きること」。

 

いつか“むこう”へ行ったとき、「幸せだった」「生まれてよかった」「頑張ったよ」と報告をして、ギュッと抱きしめてもらえるように。これは、じいちゃんが死んだときも誓ったことだった。だから私は、笑って死んでいかなきゃいけないんだ。

 

あの頃の私は、まだ知らなかった。人は、本当に死ぬ。
だから、『今』一緒にいられる人、いてくれる人、目の前の人を大切にしなきゃいけない。それでもきっと、そのときには「もっとこうしておけば」と思うんだろうけど。それでも、愛をもって過ごした時間は、これからの自分を支える力になる。

 

大好きだった分だけ、愛していた分だけ、それだけ悲しくて寂しい。わざわざ言う機会もそうないけど、きっとみんな、本当は寂しさを抱えて生きているんだなぁ。

 

大切な人を亡くして、悲しくて寂しくて辛くてどうしようもない誰かへ伝えたい。『ダンナさまは幽霊』を読むと心がフッと軽くなるよ。本当だとすれば、悲しいことは何もない。

 

抱えきれないくらいたくさんの愛をもらった。この愛はすべて、私を支える力になる。これからもずっと。だから、全然大丈夫じゃない日でも、それでも私は生きるよ。命が終わる日までは。今日も明るく楽しく元気よく。

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